ブランド転売は高収入が期待できるため副業として人気ではありますが、その分リスクもあります。特にブランド品は需要が高く偽物が多く出回っているため、真贋チェックは必ず行う必要があります。今回は真贋チェックを行う上で抑えておきたいポイントについてご紹介したいと思います。
ブランド品の真贋ポイント
本物か偽物かを判断するポイントは大きく分けて5つあります。例外のものもあるので一概に当てはまったものは偽物だと決めつけることはできませんが、まずは下記のポイントに注意しながら真贋チェックを行いましょう。
柄・素材
ブランド品にはそのブランドのロゴなどがプリントされていますよね。ヴィトンであればモノグラム、グッチであればGG柄が特徴的ですが、配列や位置がちゃんと決まっています。
柄の配置が等間隔でなかったり、色がかすれている、細かい部分の柄がずれていたりする場合は偽物の可能性が高いです。
また、素材が本物より硬かったり、手触りがビニールのような手触りだったりすることもあります。
本格的に見極めたい場合は肉眼では難しいケースも多いため、安いもので良いのでルーペなどを使うとわかりやすくなります。
偽物でも最近では精度が上がっているため見た目や触り心地だけでは判断出来ない部分がありますので他のチェックポイントも確認するように心がけてください。
ロゴやシリアルナンバー(製造番号)の刻印
ほとんどのブランド品には商品の内側にブランド名やシリアルナンバーが刻印されています。特にハイブランドと呼ばれるLOUISVUITTONやGUCCI、Christian Diorなどはシリアルナンバー(製造番号)まで刻まれていることが多いです。ブランドごとに決まったフォントで刻印されているため、明らかに特徴が違うのであれば要注意です。似せてあるものもありますが、よくあるパターンでは文字の大きさがバラバラだったり、斜めっていたり、そもそも刻印されている文字が違ったりと様々ですが、本物は職人が手作業で刻印されているため均一に丁寧に刻印されています。
縫製
本物は商品の細部まで縫い方にこだわりがあります。糸は等間隔で同じ向きに縫われており、商品の縫う場所によっては強度を上げるために縫い方を変えたりしています。一方、偽物は縫い目が曲がっていたり、どの箇所を見ても同じ縫い方がされています。
偽物は柄や刻印まではそっくりに作れても、縫製まで似せる技術を持っていません。そこまで完全に再現するとコストもかかるため、偽物では裁縫など手が抜かれているのです。
ハイブランド品では縫製がガタガタだったり斜めになっていたりすることはまずありませんので、少しでも雑な作りだと思うようでしたらかなり怪しいです。
シリアルナンバー(製造番号)
ブランド品には型番とは別に商品ごとにシリアルナンバーという番号が振り分けられています。ブランドによって数字だけのものや数字とアルファベットの組み合わせのものがありますが、大抵商品の内側の決められた位置に刻印やタグ付けをされています。製造年数が古いものにはないものも稀にありますが、シリアルナンバーがない商品は避けるようにしましょう。
また、ブランドごとにアルファベットと数字の組み合わせで決まっているルールがあります。例えばアルファベットは製造された国を表し、番号は年代を表す、といった例が挙げられます。偽物はシリアルナンバーはとりあえず付いている場合もありますが、このルールを無視してる場合がほとんどですので、ブランドごとに調べてみることをおすすめします。
金具
ファスナーやビスはブランドごとに決められたメーカーや模様があります。ここまで細かく偽物は作り込んでいることは少ないので重要な判断ポイントとなります。また、金具の色も見比べてみると同じ金色であっても色味が違います。本物は金具部分が剥げてくると所々剥げますが、偽物は安いメッキなのでテカテカとした金色でハゲると綺麗にペラっと部分的に剥がれます。
ファスナーも明らかに違うメーカーが使用されている場合もあるので要注意です。
偽物を販売しないためには
信頼できる仕入先から購入する
メルカリなどのフリマサイトで相手がカタコトの日本語を使用している場合は海外のコピー品であることがあるので、そのサイトや連絡のやりとりに違和感がある場合は購入しないようにしましょう。
仕入れ先はネットで仕入れる場合と店舗に出向いて仕入れる場合があります。
副業でブランド転売を行うのであれば、ネットでオークションやフリマアプリを利用して仕入れする場合もありますが、なるべく評価の良い相手から購入するようにしましょう。評価が良ければ必ずしも偽物ではないとは言い切れませんが、リスクは避けることができます。他には大手のオークションサイトもおすすめです。セカンドストリートオンラインなどのオンラインストアでの仕入れも可能です。
店舗で仕入れる場合はセカンドストリートやジャンブルストア、他に古物市場で仕入れることがありますが、真贋チェックをされていても稀に偽物がある場合もあります。しかしネットで仕入れるよりも直接確認することができるので、自分で確認して購入したいという方は店舗仕入れが良いでしょう。
どちらにしても偽物がゼロという保証はありません。自分で真贋できる力を身につける努力が必要になります。
鑑定士に依頼する
ブランド品を仕入れて自分で確認をしてみても不安であったり、絶対に偽物は避けたいという方は、プロの鑑定士に依頼してみるのも良いでしょう。ただ無料で鑑定してくれるところは買取前提でとなるので画像から読取ってくれる真贋ツールや真贋代行サービスを利用することになります。
まとめ
副業で始めて独学で真贋ができるようになるのはかなりハードルが高いです。ブランド品の真贋について教えてくれる研修やセミナーもありますのでぜひ参加してみてください。
初心者であればなおさら真贋はプロに依頼をして、並行してセミナーなどで知識を増やすようにしていくと良いでしょう。たとえ副業であってもブランド品の偽物を取り扱ってしまうとそれは立派な違法行為になります。気をつけていきましょうね。