ブランド転売はできそうだけど「リペア」はちょっと難しいイメージで参入できないと思っていませんか?ボロボロになったバッグや財布を直すのは職人か手先が器用な人にしかできないと考えているのなら大きな間違いです。その商品にとって正しいリペア方法を知っていれば不器用な方でもリペアをすることができます。
今回はリペアする際に初心者の方がよくやってしまう失敗とリペアのコツについてお話していきたいと思います。
ブランドリペア転売 初心者の悩みポイント
「何からしていいのかわからないし難しいリペアはできるか不安…」
「プロにじゃないとできないんじゃないのか」
これからブランドリペア転売に参入しようと考えている方、特に初心者の方はこの2点で悩まれる事が多いかと思います。
ブランド品のリペアは何から始めればいいのか?
まずはブランド品のリペアに必要な道具を揃えましょう。
「革の保湿クリーム・カラークリーム・筆・化粧用パフ・つまようじ・綿棒・タオル・ウエットティッシュ・針・糸・革用接着剤」
これだけあればで最初は十分です。
革用の保湿クリームとカラークリーム以外は100円均一で購入して費用を抑えることができます。
難しいと考えられるのは特別な工具を使ったりしないと直せないというイメージがあるからです。しかし実際にはどこでも揃えられる物しか使っていません。もちろん難しいリペアもあるのですが、初心者が最初からやる必要はありません。まずは簡単なリペアからマスターし、もしチャレンジしたいと思えれば難しいリペアにも挑戦すれば良いのです。
プロじゃないとできないんじゃないのか?
ブランド品のリペアは基本的に一部分を直したりすることがメインなので、やることとやり方さえ分かれば簡単に始めることができます。
流れとしては、まずは全体的に汚れを落としてから、色あせや傷がある部分に色を補填する形で乗せます。必要であれば破れている部分は革用接着剤でくっつけてから色を乗せます。その他にバッグの内側ポケットや側面の糸がほつれていれば同じ色の糸で縫います。
恐らく難しいと考えているのは、取手を付け直したり革を張り替えたりしなければならない余程高度なリペアをイメージしているのではないでしょうか?
あまり難しく考えずに、リペアでやらなければならない工程は上記の3つか4つ程しかありません。
初心者が気をつけるべきこと
初心者がよくブランドリペアを始めた際にやってしまいがちな失敗についてご紹介したいと思います。知識がないまま失敗をしてしまう人がいるから「やっぱりブランドリペアは難しい」というイメージになりがちなのですが、正しいやり方さえ分かっていれば特に難しいことはありません。
商品に合った材料を使用する
色を塗る際にカラークリームを使用しますが、商品が革素材なのであれば革用のカラークリームを使用しなければなりません。しかし、革用と言ってもバッグ用以外にも革靴用なども販売されています。
間違えて革靴用のカラークリームを使用してしまうとバタつきが発生して触ると色落ちしたりすることもあります。
どれがその商品に合ったものなのかを理解して購入すれば間違いも防げますよね。
正しいクリーニング方法を行う
リペアを行う際に重要なクリーニング(=汚れ落とし)ですが、その汚れや商品の生地によって洗い方も違います。
稀にいるみたいなのですが、バッグや財布をネットに入れて洗濯機で洗ってしまうことがあるらしく、そうしてしまった時点でその商品は水を多く含んで型崩れを起こし使い物にならなくなってしまいます。
革であれば革用クリームで拭き取るだけで汚れは落ちますし、キャンバス生地であればキャンバス生地に使用可能な洗剤を使ってブラシでこすれば汚れが落ちます。
初心者の人が汚れている部分をクリーニングしようとするとウエットティッシュなどで拭いてしまいがちですが、汚れを見極める知識さえ身に付ければ洗剤を使うべきなのか、つまようじで取れる汚れなのかを判断できるようになります。
間違ったクリーニング方法で返ってダメになってしまうこともあるので注意が必要です。
リペア後は細部まで確認する
見落としてしまいがちな財布の側面であったり、バッグの底や取手の裏の部分は意外と目立ちます。塗り終わったら再度、色が塗れていない部分はないかを確認しましょう。
ひとつの工程ごとに確認をすることで、見逃してしまった汚れを色を塗った後に気付いて、またクリーニングをしなければならないという手間も省くことにも繋がります。
購入してくれるお客様が求めているのはあくまでもブランド品で、いくら中古品といってもある程度の金額を出して購入してくれています。リペアの漏れなどがあるとがっかりされてしまいますし、クレームにもつながりますのでしっかり確認するようにしましょう。
まとめ
ブランド品のリペアは正しいやり方と知識さえあれば難しいことはありません。もちろん完成度の高いリペアができるようになるのは量をこなして慣れていくしかありませんが、自分ができる範囲のリペア方法で直せる物を仕入れて、少ない工程を丁寧に行うことで誰にでもブランド品のリペアはできます。
慣れてきたらマシーンを使ったりするリペアに挑戦して更に完成度の高いリペアを目指してみるのも良いでしょう。まずは簡単なものから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
難しいと決めつけずにまずは自分の持っている物を直してみたりするのでも良いかもしれません。ぜひ挑戦してみてください。